静岡市内のカトリック教会
「人はパンだけで生きるものではない。神の口から出る一つ一つの言葉で生きる」
マタイ福音書4:4 四旬節第1主日
イエスはお答えになった。
「あなたの神である主を拝み、ただ主に仕えよ」
カトリック教会にいらっしゃいませんか。
時には神様の前で、心静かに自分自身を見つめるときが必要です。
静岡市内のカトリック教会へようこそ
教会はいつも開かれています
教会に行ってみようかな、でも誰も知っている人はいないし、紹介もないのに行ってもいいのかな、と
不安をお持ちの方。どんな方でも教会は開かれています。お気軽にお越しください。
静かに祈る時間がほしい方・神と向き合ったり・自分自身を見つめたりしたい方
何か人生の大切なものを見失っているのではないかと不安をお抱えの方、是非教会をお訪ねください。
心の片隅にモヤがかかっている時にこそ、神はあなたに呼びかけているのです。
この呼びかけに応えるのはご自身の自由ですが、
これに応えることによってあなたの人生は全く異なったものになるかもしれません。
少しの勇気をだして、教会にいらっしゃいませんか?
初めての教会 -初心者マークのあなたへ-
すべての人に開かれた祈りの家
教会の扉はいつでも、すべての人に開かれています。遠慮なく、どなたでもお入りください。
疲れた時・不安な時・心が泣きそうな時・そして喜びにあふれた時、神様に語りかけてください。
教会では、主日(日曜日)のミサの他、勉強会やその他様々な活動も行っています。
洗礼を受けていない方でもご参加いただけますので、お気軽に遊びにお越しください。
初めての教会 -初心者マークのあなたへ-
「教会ってどんなところ?」「何をしてるの?」「誰が行ってもいいの?」「どんな時に、どんな人が行くの?」等、教会の気になることや分からないことにQ&A形式でお答えします。
※このページに記載されていない、気になることや分からないことは、各教会にてお気軽に直接お尋ねください。
誰でも教会に行ってもいいの?
どなたにでも教会は開かれています。
悩みや、救いを求める人はもちろんのこと、どなたでもお越しいただけます。
主日(日曜日)には「ミサ」という礼拝を行っています。
一緒に祈り、神様の教えを聴きましょう。
※ミサの時間は、それぞれの教会ページでご確認いただくか、または各教会までお問い合わせください。
ミサって何?
一番大事な「祈り」のことです。
『ミサ』とは、カトリック教会で行う一番大事な祈りで、十字架の上の死に向かわれる前の晩にイエス・キリストが弟子たちとなさった「最後の晩餐」を記念するものです。
弟子たちはイエス・キリストが復活された「週の初めの日」(日曜日)を「主の日(主日)」と呼んで、この記念を行っていました。カトリック教会は、それを現代の「ミサ」の形で2,000年の間継承し、ともに祈る大切なものとしています。
ミサの前半では、「聖書」が読まれます。「神の言葉」を聴き、そのメッセージから新たに生きる力や励ましをいただく「説教」が行われます。ミサの後半では、「最後の晩餐」の記念が行われます。
信者は、イエス様が弟子たちと一緒に食事を摂られた時にパンとぶどう酒の杯を手に取り、「これは、あなたがたに渡される私の体である。これは、私の血である。私の記念としてこれを行いなさい。」(ルカ22、19~20)と言われた「聖体」をいただきます。
「聖体」とは、キリストの十字架の上の死と復活を記念して、ミサの中で洗礼を受けている信者がいただくことのできるパンをいい、この「聖体」をいただく記念を「聖体拝領」といいます。洗礼を受けていらっしゃらない方は「聖体」をお納めいただくことはできませんが、ご希望の方は一緒に並んで司祭から「祝福の祈り」を受けることができます。
日曜日のミサは約1時間で、クリスマスや復活祭など大きな祝日のミサは1時間半から2時間半程です。
※『ミサ』の語源は、ラテン語で「派遣」を意味する言葉です。ラテン語のミサの最後の言葉が「ITE MISSA EST(行け、終わった)」であるところから、そう呼ばれるようになりました。
誰でもミサに参列できるの?
どなたでもご参列いただけます。
初めての方は、教会スタッフにお尋ねいただければご案内いたします。
見学してもいいの?
見学は原則として自由です。
ただし、ミサや行事などが行われている場合はご遠慮ください。
神父様ってどんな人?
神父様は、神様の声を私たちに伝える役割を持つ人です。教会の中では、皆のために祈ったり悩みや相談を一緒に考えたりする「お父さん」のような存在の人です。神父様に会って話をしたい方は、お電話で都合を聞いてからのご訪問をオススメいたします。
キリスト教を学ぶためのクラスはあるの?
各教会すべてにあります。また、子供たちのために教会学校も開いています。
詳細は、それぞれの教会ページでご確認いただくか、または各教会までお問い合わせください。
ミサと教会学校の他に何かやってるの?
各教会では様々な催しを行っています。
様々な講座(カトリック入門講座・信仰養成講座、他)や聖書を読む会・バザーや遠足・夏季キャンプ・ボランティア活動・敬老の祝福式や子供の祝福式(七五三)・復活祭(イースター)や降誕祭(クリスマス)等多くの催しがあり、結婚式や葬儀も行います。
※結婚式では、カトリック教会での結婚式になり、お二人のうちどちらかがカトリック信者であることが原則ですが、一般の方でも受け付けている教会(カトリック静岡教会・カトリック清水教会)もあります。また、神父様とお話して所定の条件がそろえば洗礼を受けていない方のカップルも結婚式を挙げることができる場合もあります。詳しくは、それぞれの教会にお尋ねください。
キリスト教の信者になるには、どうしたら良いの?
信者になるには「洗礼」を受ける必要があります。洗礼のためには一定期間、入門講座に参加をする等していただくことになります。洗礼をご希望の方は、各教会の司祭にご相談ください。
教会とは、悩みを聞いてもらえる場であり、多くの人たちと交流できる場でもあります。
様々な顔を持つ場、教会
いかがでしたか?「教会とはいったいどんなところなの?」等の疑問にお答えできましたでしょうか?
教会では、ミサや教会学校のみでなく様々な講座が開かれているなど多くの催しが行われているのです。
教会とは、悩みを聞いてもらえる場であると同時に、多くの人たちと交流できるコミュニティの場でもあります。
いつでも、どなたにでも開かれている場所、教会に一度足を運んでみてはいかがでしょうか?
お問い合わせも、いつでもお待ちしております。お気軽にお電話ください。
「感謝・願い・賛美」祈りのある生活
ミサ 神の愛の記念
教会学校の子供たち
「今月のメッセージ」2023年3月
「兄弟、姉妹と共に住むのは 何と美しいことか」
・・・ 宣教体験より・・・
天使の聖母宣教修道女会 Sr.井上優子
1986年私が初めてペルーの地に派遣された時、中道左派のアラン・ガルシア大統領が政権を握っていましたが、国中が混乱状態にありテロ活動によって国土の4分の3の地域は非常事態が宣言されていました。夜間外出禁止令が出されて以後10年間で一般市民2万人を超す犠牲者を出していました。このような状況の中で 私は日系二世のマヌエル加藤師(フランシスコ会OFM)から日系一世の集会を手伝うよう頼まれました。私の派遣される以前に日本人のシスター達と一人の信徒宣教者のチームが出来、一ヶ月に一回日本語のミサと例会を行っていました。移民した一世達は第二次世界大戦時には、日本に戻ることが出来なく苦労した人々でした。高齢に達し、二世、三世の息子、娘、孫たちに連れられ、一ヶ月に一度の例会の時には再会を楽しみに、のり巻き、お菓子を持って集い、日本の歌や沖縄出身者は歌と踊りで盛り上がりました。クリスマスには若い孫たちのバンドで一挙に賑やかになります。その一方、私は会が運営する診療所の一角にServicio Social を設けさせていただき、一人の信徒と共に週2回、50人ずつに分けた生活困窮者のため必要な食糧と衣類を届けるために家庭訪問をしたり、また結核患者には診療所の窓口へ連れて行きました。
数年後、私はリマから北へ90キロ先にあるワラール市のイスキベールの共同体に派遣されました。リマからバスで行くと3時間以上かかる非常に美しいが砂漠地帯と海岸地帯を通ります。ワラールの地は豊かな野菜、果物、魚類に恵まれています。ここも日本からの移民は約100年前にワラールに入り、綿栽培、土地を開拓し多くの野菜、みかん、柿を生産しています。1990~91年頃から2世、3世が日本への出稼ぎUターンが多くなりました。イスキベールの地では教区の「病者と老人の司牧」にあたり、その頃カナダ人の姉妹が休暇で留守になったため、頼まれた盲人の婦人を訪問するようになりました。
彼女は88才位で数年前に息子は行方不明となり、嫁は家財道具を持って実家へ、家に残された老母は自分のベット、机、イスと井戸のみ。彼女の祭壇にあるご受難のキリスト像は彼女の姿のように私の心に写りました。毎日朝食を持って30分かけて歩いて行きます。時には別の仕事をしなければならないこともありました。時間がないという理由で行くのをやめようとする時、ふと幼児イエスが「私には手も足もない」と呼び掛けてきます。その都度、今日も会いに行こうと思い直します。寄り添うと言う言葉は美しいです。ただし美しいだけでありません。共に生きる中に互いの苦しみを受けあい与え合うこと、これこそ私が出会った彼女からいただいたよき学びでした。見捨てられた体験のある盲婦人は主が呼ばれる時まで孤独でしたが、もはや暗闇のない光の世界に入り、永遠の喜びと平和にいることを疑うことはできません。長年住んだペルーは心の古里になっている今、多くの貧しい人々の友人を持ち、互いに分かち合った日々は “兄弟姉妹と共に住むのはなんと美しいこと”、これが私の宣教生活の中で頂いた大きな恵みの一つでした。
ペルーでの家庭訪問
静岡修道院での祈りの集い
*「今月のメッセージ」掲載履歴
2023年2月
「世界は善に満ちている」
千代田教会信徒 坂本秀一
昨年の夏、ドイツに住んでいる大学時代の友人からこんな本が出版されたんだけど…というmailが届きました。本のタイトルは『世界は善に満ちている~トマス・アクィナス哲学講義~』([著]山本芳久)でした。友人は僕が大学時代トマスを卒論のテーマにしていたのを40年以上も経ったにもかかわらず、しっかり覚えていてくれたようでした。著者の山本芳久氏は若手(といっても1973年生の49歳)のカトリック信者の哲学者です。日本におけるトマスの研究者と言えば山田晶氏や稲垣良典氏の名前が上がりますが、山本氏は彼らとはまた違う観点からトマスの研究に取り組んでいるようでした。
トマス・アクィナスといえば、中世ヨーロッパを代表する神学者です。数多くの著作を残し、とりわけ『神学大全』はカトリック神学を体系化した作品として有名です。トマスは『神学大全』を初心者向けの教科書として書いたようですが、だからといって決して平易ということはなく、学生時代悪戦苦闘した思い出が甦ってきます。そんなトマスのことを扱った『世界は~ 』はきっと難しい話がたくさん書いてあるのだろう思いながら読みすすめたのですが、「哲学者」と「学生」の対話という形式で書かれているので、非常に読み易い作品でした。
ところで、「世界は善に満ちている」とはどういうことなのでしょうか。そんなことはあり得ないというのが通常の反応でしょう。なぜなら私たちの日常生活は、さまざまな悪と不幸にあふれ、世界には怒りと憎しみが満ちていると感じています(実際、コロナ禍やロシアのウクライナ侵攻など不条理なことばかりに満ちています)。それなのにどうして世界は「善」に満ちているといえるのでしょうか。
確かに創世記に記されているように、神は世界を創造していく際に、その日の終わりに自ら創造したものをご覧になって必ず「これを見て、良しとされた。」といっているのですから、そもそも世界は「善」に満ちているはずなのですが・・・。
著者の山本氏はトマスの感情論を基に世界が「善」に満ちていることを説いていきます。
トマスによれば、人は何か魅力あるものと出会うと、それに心をひかれ「いいなー」という感情を持ち、それを欲する(欲求)。トマスはその欲求を愛と呼び、愛の対象は「善」だというのです。
「善」と聞くと、道徳的によいという意味に捉えがちですが、トマスは、道徳的善だけでなく、私たちに何かしらの「価値」を与えてくれるものが「善」だという。その考え方に従えば、空気や水など私たちの身の回りにある多くのものが、「善」として捉えられることになるのです。人は「善」のなかで暮らしているともいえます。一方、「悪」は、そういう「善」が損なわれてしまう状態のことだといのです。「善」を損なうものが「悪」であるとするならば、この世界に何かしらの「善」が存在するからこそ、「悪」が存在するということになるはずです。原理的に、「善」は「悪」なしでも存在できるが、「悪」は「善」なしには存在できない。そこに「善」の絶対的優位があるのです。従って、もし「世界は悪に満ちている」と感じたとしても、実はそれらの「悪」に先行して、「善」がこの世界に満ちていることが前提になっているのです。「善」は「悪」よりも優位に立つ。これがトマスの根幹にある考え方であり、このような視点から世界を捉えると、より肯定的に生きていくことができるのではないかと著者の山本氏はいうのです。
確かに、世界に「悪」があふれているとしても、「善」が「悪」よりも優位に立っていると考えるならば、「善に対する愛」を軸に世界をより良い姿に変えていくことができることになるはずです。そうなるとこの世界はまだまだ捨てたものじゃないってことになります。未知の「善きこと」がこの世には、まだまだたくさんあります。私たちのできることは、それを見つけ心を寄せていくことです。ほんの少しだけで構わない。ものの見方を変えて身の回りの世界を肯定する。そうすれば必ず生き方は変えることができるはずです。そんなことをこの作品を通して気づかされました。
2023年1月
コロナ禍の中でも期待される横浜教区一粒会活動
横浜教区一粒会地区担当指導司祭(静清地区)
髙橋愼一神父
皆さま。明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。私は、静清地区に於いて一粒会地区担当司祭となっておりますので、今回は横浜教区の一粒会の活動について皆様にお知らせしたいと思います。
一粒会の目的・活動は、司祭の召し出しと成聖のために、祈りと犠牲をささげ、神学生養成のために経済援助をすることを目的としています。横浜教区長(司教)を会長として横浜教区内の信者が会員となることができます。一粒会の会員は、2021年6月末現在6184人でしたが、20年前と比べて約2300人の減少となっています。是非一人でも多くの信者の方に関心をもって頂き、入会をお願いしたいと思います。
横浜教区の司祭数は、1999年には、148人(内教区司祭44人)でしたが、2020年時点では90人(内教区司祭43人)に減少しております。このような状況の中で、2020年から2022年の間に5名の新司祭が叙階された事は、私たち横浜教区民として大きな喜びです。
アシジのフランシスコ祖父江優太師 2020年3月20日叙階
ライモンド 石渡洋行師 2020年7月17日叙階
ルドヴィコ茨木 西村英樹師 2021年3月20日叙階
ルカ 上杉優太師 2021年4月29日叙階
アウグスティヌス 水上健次師 2022年3月21日叙階
また、一粒会への献金収入もコロナ禍に見舞われた2020年度には、前年度に比べて500万円の減額となりました。2021年度には、コロナ禍からの回復を見込んでの予算立てでしたが、依然として感染は猛威を振るい続け、2020年度同様に500万円の減額に留まりました。一人の司祭が誕生するまでには、最低7年間(志願期1年間、哲学課程2年間、神学課程4年間)の養成課程を必要とします。このための費用、例えば、神学生の学費、生活費、東京カトリック神学院の運営のための分担金費用が会員の皆様の尊い献金でまかなわれています。
文の結びに「一粒会会員の祈り」を御紹介したいと思います。
◎司祭の召命を求める祈り
神である父よ、教会に聖霊のいぶきを注いでください。
あなたの愛の招きにこたえて、神とひとびとに仕える司祭を
わたしたちのうちから召し出してください。
主、キリストによって。アーメン
◎呼祷
使徒の元后、われらのために祈りたまえ。
日本の聖なる殉教者、われらのために祈りたまえ。
2022年12月
信仰を伝えるということ
静清地区信仰を伝える部門代表 清水教会 寺尾いづみ
私が高校生の時に参加した学連の研修会のテーマは「邂逅(かいこう)」だった。その趣旨は神との出会い、神の存在を身近かに感じるというもので、通常の研修会と違い学生同士の意見交換や討論はほとんどなく、指導司祭のお話を聴き、ひたすら黙想するという3日間を過ごした。その3日間で劇的に神を感じる等という事は願いこそすれ、あるわけも無く、ただ会場の藤沢聖園女学院の恵まれた自然環境の中、とても贅沢な時間を過ごした。沈黙の内、「邂逅」を求めてただ祈り、待つという姿勢で過ごしたその日々は不思議に平和な時が流れていた。
その平和で贅沢な時を過ごしていた私の心に浮かんだのは「神はこの自然の中に存在しているのではないだろうか」という感覚だった。それは穏やかな春の陽射しの中、広い校庭の枯れた芝生に座っていた時にふと心に浮かんだものだったが、ふと浮かんだにしてはその感覚は強い印象で心に残った。
そして後で振り返ってみるとその経験はその後の私の信仰に少なからず影響を与えた、というより今の自分の信仰の土台になったのかもしれないとあれから60年経った今、つくづく実感する。
あの時、若かった私は「邂逅」という言葉に圧倒されながらも私なりの経験をするというお恵みを頂いた訳だが、信仰を持ちそれを支えるのに「神を感じ、神と共に在る」という感覚はとても大切な事だと思う。ある時は聖書の言葉に、またある時はアヴェ・マリアの旋律に感動して神を感じる。その出会いは信仰の基盤の一部になるのではないだろうか。
数年前から私は清水教会の子供達に信仰を伝える役を引き受けている。彼らは私達大人とは全く違う、神様から祝福された素晴らしい存在だと心から思う。神から一番近い存在の彼らの心にいったい何を教えたらいいのか、思いつくのは純粋な彼らに「隣りにキリストがいつもいらっしゃるよ」と教える事。そして聖書の中のキリストの言葉、行動を伝える事が大切なことだと思う。自分が小さかった時、長いミサの時間は退屈で少し苦痛だった。それでも私達小さな子供は神父様や祭壇を眺めてミサが終わるのをじっと待っていたのだが、聖堂のガラス窓に朝日が差し込んで聖堂内がきれいだったのと、シスター達の歌う聖歌の声がとてもきれいで子供心にいつまでも聴いていたいと思っていた事はよく覚えている。ミサにあずかりながら聖堂内の祭壇、神父様達の祈る姿、非常に美しい聖歌の祈り等の雰囲気に霊的なものを感じ取っていたのだろうと思う。その後の日曜学校でシスターから紙芝居を見せてもらい、庭で遊んで帰宅したが、とても恵まれた幸せな幼児時代だった。子供心に「神様の世界に居る」という感覚を自然に知ることができたのかもしれない。
神に祝福されて生まれ、純粋な心を持つ教会の子供達が徐々にその大切な心を失ってしまわないよう、神の世界を意識して生きる大人に成長していける様、教会学校でも、家庭でも私達周りの大人には大きな責務があると思う。そして、基本的にはその後の事は神様にお任せする。これらのことが私にできる精いっぱいの事だと思うし、それでよいのだと信じている。
2022年11月
信仰生活を振り返って
八幡教会・信徒
近松 優実(大学3年生)
『信仰は与えられるものである。』この言葉を幾度か聞かされてきました。その度に自分は本当にそうだろうかと思ってきましたが、最近はその通りであると思うようになりました。
大学進学を機にこの地へやってきて早二年半、母がカトリックだったため、小さい頃から毎週日曜日に多治見市の多治見修道院に通っていました。両親に連れられるままに教会へ行き退屈な気持ちでミサに与っていた小学校時代から、中学へ入学して部活やテストを言い訳に教会をさぼるようになりました。高校でもそれが普通になり、あの時の私の心の中に神のための場所はほとんど用意されていなかったように思います。今考えるとそんな状態でどのように物事を判断していたのだろうかと思いますが、しかしそれでもほんの少し、心のどこかに神を信じる人への憧れがあったように思います。神に心奪われ驚くべき愛をもって証しした聖人たちに対し、羨ましさと、彼らとの途方もない距離に悲しみのような諦めのような感情を抱きました。今思うとそのもどかしさを感じないように、逃げていたのもあるかもしれません。
高慢にも、神への信仰があってもなくてもそう変わらないと思いあがっていた私でしたが、今までの人生で自分ではどうしようもできない壁にぶつかる度、神に祈ってきました。人間関係で悩んだ時や体調不良が続いて不安だった時など、そういう時だけ祈る自分の図々しさと惨めさを感じながら私は、神に対して普段は無関心なくせに、困ったときだけ頼るような人間ではありたくないと思いました。信仰を強めたいと思ったきっかけは他にも沢山ありますがこれもきっかけの1つです。苦しい経験をする度に少しずつ、少しずつ神へと引き寄せられながら、ようやく自分で歩みだした信仰生活でしたが、どんなに信仰深い自分でありたいと思っても、それは私にとって意志の力でどうにかできるものではありませんでした。人を愛することも、赦すことも、熱心に祈ることも、そうしたいと思っているのに出来ない自分を目の当たりにしては落ち込むことの繰り返しでした。そしてその繰り返しの中で私は、信仰が自分の意志で得たり強めたりするものではなく神から与えられることを理解していきました。また有名な聖人であるピオ神父は、魂の酸素という本の中で次のように書いています。
『自分の行いが、意図していたとおりにならなかったとしても、気を落としたり落胆しないでください。あなたは何を期待しているのですか?私たちは土でできており、土というものは、耕した者の期待どおりに実を結ぶわけではありません。しかし常に謙遜であることを忘れず、神の助けがなければ自分は無に等しいことを自覚しましょう。』
これらのことを理解するようになってからというもの、時々ふとした機会に、自分の中に真の愛はなく、信仰も平和もないように感じるようになりました。普段は恵まれた環境の中で、様々な出来事や周りの人に喜びや幸せを与えられることによって心に愛や信仰・平和を感じていて、それは自分の魂から湧き出て来るのではなくただ他動的なもののような気がします。また、もし自分の内から真の愛や信仰・平和が流れ出るとするならば、それはまさにぶどうの木の様に神と繋がったとき、神からのものが私を通して流れ出ていくのだろうとも思います。誘惑の多いこの世界で信仰の道のりはまだまだ険しいですが、いつかこんな体験ができるようどんな時でも謙遜に神により頼んでいきたいです。
2022年10月
「自ら祈る力を育てる部門」の活動
静岡教会:青木洋一郎
①「自ら祈る力を育てる部門」の活動
「自ら祈る力を育てる部門」は、担当する神父様と一緒に、講習会の手配・運営と、共同祈願における静清地区の意向を作るのが主な仕事でした。
これまでに行った講習会としては、2019年「『聖体授与の臨時の奉仕者』のための研修会」、2020年「『集会祭儀について』の研修会」、2021年の「聖書で祈る会 (レクツィオ・ディヴィーナ体験会)」などがあります。
静清地区共同祈願は、静清地区の5教会が同じ言葉で祈ることを意図したものでした。しかし、その後、共同祈願が長くなるという声もあり、2019年3月で一旦休止しています。静清地区の意向があった時には、司会席にその月の共同祈願文を用意するなども仕事のうちでした。また、以前から、神父様の監修のもと、集会祭儀の分担表や、それを含めたローテーション作成も行っていました。
②新型コロナウイルス感染症への対応
コロナ禍で緊急事態宣言が出て以降、典礼部門と連携して活動するようになりました。緊急事態宣言発出当時は、各教会の典礼部門と共に合同典礼委員会を開きました。簡素化ミサが行われるようになってから、あらためてスケジュール策定会議をもち、5教会に連絡しています。
スケジュール策定会議では、静清地区5教会から典礼部門担当者と「自ら祈る力を育てる部門」の担当者が集まり、各教会の事情を調整して、神父様方と一緒に、続く3ヶ月ほどの司祭ローテーション表を作り、その後、各教会の皆様にお知らせしています。
また、信徒講習会も「静清地区養成講座サポートチーム」の一部として運営する予定でした。これは、「共同宣教司牧サポートチーム神奈川」にならい、将来的には静岡県全4地区を横断して合同開催できるようにするためでした。しかし、コロナ対策のため、順延しています。
③本年度の活動と今後
今年度になって『祈りのヘルパー養成講座』がはじまっています。2021年実施のはずでしたが、コロナ対策の影響で延期となっており、1年の計画だったものを半年に期間を短縮し、今年度、やっと実施でるようになりました。
また、4月29日にオンラインも含めた「横浜教区典礼研修会」を実施しています。これは、待降節第一主日11/27から予定されているミサの新しい式文に対する準備として開催されたものです。
また、「清水教会のための祈り」を作成・配布しました。新聖堂の建設を控えた清水教会の信徒の方々が、良いお御堂を得られるように、それまで心穏やかに過ごせるように5教会みんなで祈っています。
未だ止まないコロナ禍による影響で多少の計画変更はあるものの、「自ら祈る力を育てる部門」の基本的役割は、今でも変わっていません。
2022年9月
敬老の日を祝う
八幡教会 岡村巌神父
猛暑の夏も過ぎ、秋の気配がそこかしこに感じられる季節になりました。
私がいる八幡教会は、幼稚園の運動場、西側およそ20mに渡って花壇があり、色とりどりの草花が咲いています。いつの間にか秋の花コスモスも咲き始め、園児たちの好きな蝶々やとんぼが飛び交っています。
9月は19日敬老の祝日を迎えます。
コロナ禍の勢いが収まらず、集会でのお祝いも控えることになる事でしょう。そんな中、高齢者のためにお祈りし、お祝いの心を示したいものです。この世に生を受けた者は、必然的に時間の中に置かれます。
人間ならば、何年何月何日何時に生まれ、乳児、幼児、少年、青年、壮年と進み、多くの場合結婚し子どもをもうけ、やがて孫を得て、おじいさん、おばあさんと呼ばれるようになります。
「祖父母は、膝の中に幼い孫をあやすように、その優しい心をもって、近所の恵まれない子にも、外国から難を逃れて来た家族にも救いの手を伸ばす様に。」教皇様は、高齢者の日の手紙で述べられました。
人は、与えられた時間を、神様の恵みに支えられながら、神様と他人に奉仕しながら歩み続けることが大切です。とは言え、高齢者にとって、死は、身近な問題です。死の向こうは真暗な闇なのでしょうか。それとも光明に満ちた世界なのでしょうか。死後の世界、天国は人知を超えた神様の支配する世界ですから、全てを神様にお委ねしなければならないでしょう。
神の子イエス様は人となられてこの世に誕生され、この世の人たちに真の幸せを与える為に働かれ、神の国を説き、病人を治し、遂には十字架の上で、全世界の人たちの罪の贖いの為にすべてのおん血を流されました。そして復活され、天に昇られ、聖霊を送られました。イエス様が行かれた天国は、新しい天と地が実存している所でありましょう。(ヨハネ黙示21:1)
「新しい都エルサレムには、それを照らす太陽も月も必要でない。神の栄光が都を照らしており、子羊(イエス様)が都の明かりだからある。」(黙示21:23)天国での新しい都にはマリア様始め、諸聖人方がおり、命の書に名が記されている者がおられます。名前のある者とは、洗礼を受け忠実に守り通したものでしょう。悪魔やその下僕たちは排除され、戦争などの無い平和が永遠に与えられています。
「臆病な者、不信仰な者、人を殺す者、情欲・貪欲な者、偶像礼拝者、この者たちは第二の死を受けることになる。(黙示21:8,コロサイ3:5)
すべての信者、そして高齢者は、「常に自分を律し、神のみ言葉を熱心に読み、日々祈り、秘跡にあずかり、典礼に参加しながら、内面を豊かにして、他人に奉仕し、与えられた人生を最後まで歩み続けるように。」これは教皇様のお言葉です。
“光明を浴びて歩みし 米寿まで
ただ感謝する我 秋の空“ (がん)
2022年8月
「神の愛を証しする部門」の活動
「神の愛を証しする部門」代表 清水教会 加藤千恵子
今年度「証し」部門の代表を引き受けた期に当たり、今回この部門の2015年度以降の活動を明らかにし、今後の活動について考えてみました。
1)2015年度以降取り組んで来た活動
2015年度は前年度に引き続き、静清地区の東日本大震災被災地支援活動・ボランティア活動への参加と、この年度から始めた船員司牧のクリスマスプレゼントを贈る活動があります。プレゼントは五教会が協力して準備し、清水教会担当者が清水港に出向き、船を訪れ船員さんにプレゼントを渡す形で実施しました。この2つの活動は2019年度まで続けました。また、この期間に静岡教会を会場として講演会開催にも取り組みました。2017年6月24日(土)には演題「原発事故による被災地の現状と活動」講師 畠中ちあき氏(カリタス南相馬所長)、2019年7月6日(土)には演題「福島に今必要なこと講師 名誉司教 幸田和生師、その他、船員司牧関係では2015年5月に演題「船員司牧について」講師 青木淳氏(横浜山手教会信徒、元船員)、2017年7月2日(日)清水教会にて、AOS横浜(当時の名称)主催の研修会に取り組みました。
その後は、東北被災地支援活動は終了となり、船員さんへのプレゼント活動はCOVID-19感染防止のため中止しています。
2)東日本大震災から11年を迎えた今、被災地に残されている課題
2022年3月11日(金)の新聞を見ると、「津波が襲った沿岸や市街地では、癒えぬ悲しみを抱きながら大切な人に思いを寄せ、それぞれが祈りを捧げた。」の記述があります。被災地から離れて住んでいる私たちは大震災への意識が薄まっても、被災地の人の悲しみは続いています。また、被災地に残されている課題―産業や暮らしの課題、原発事故のための帰還困難者の問題、「処理水」や「汚染土壌処理」、「廃炉作業」などは未解決です。このことを私たちは忘れず、名誉司教、幸田和生師が講演で言われた「苦しむ人と共にいて下さるキリスト」を証し出来るよう、被災地の人を大切に思い、寄り添う者でありたいです。また、福島の原発事故への関心をもち続け、福島の人々が受けた被害、苦しみを無意味にしないように脱原発への決断を真剣に考えて行きたいです。
3)船員さんの置かれている昨今の状況
2022年4月にステラマリス横浜からの便りが届きました。その中に船員さんは今、益々厳しい状況に置かれていることが書かれていました。コロナのため船が港についても上陸することが許されず、狭い船内に閉じ込められたままになっています。また、契約期間が終わっても交代の船員が来ないためずっと家に帰れません。ウクライナ戦争によって黒海周辺では通常の航海ができません。世界経済の悪化のためスリランカでは船を動かすための油が買えず船員さんの仕事がありません。私たちの目に見えない所で働き、苦しんでいる船員さんのことを思い出してお祈りをして欲しいと書かれていました。
4)「証し部門」の今後の活動として、東日本大震災被災者支援に何らかの形で取り組み、船員司牧活動の継続。また、困難を抱える外国籍信徒への関心を高める活動、カトリック新聞で継続して取り上げている日本の入管制度の問題点などについても考えて行きたいと思います。
2022年7月
「白(しら)南風(はえ)とともに」
静岡教会教会委員長 菊地 潔
主の平和
「2022年も早いもので残すところあと半年となりました」こんなあいさつが交わされるぐらい時の移り変わりのスピード感は早く、年々追いついていけなくなっています。
流行語はその時の世界情勢を表していますが、上半期では「完全試合」(プロ野球ですね)「トリプルコーク1440」(冬季オリンピック思い出してください!)「カムカムエブリバディ」(観たことありませんが・・)そして、「侵攻」もノミネートされていました。ロシアによるウクライナへの「侵攻」は、日本の高校生には世界史の授業で習っただけの戦争を毎日リアルタイムで報道される戦地の様子はとてもショッキングで涙する姿もテレビに映し出されていました。「侵攻」がこれ以上「進行」しないよう私たちの「信仰」をもって防ぎ、1日でも早い平和が訪れることを願うばかりです。また、人道支援としてカリタスジャパン緊急募金にもご協力いただきありがとうございます。メジャーリーグの大谷選手ではありませんが、私たち信徒は、「祈り」と「募金」の二刀流で引き続き支援をしたいものです。
さて、話題は変わりますがタイトルの「白南風(しらはえ)」とは、梅雨明けに吹く南風のことで、巻頭言に掲載される頃は梅雨明け間近って感じでしょうか。
静岡教会にも、白南風が吹く!そんな話題をお知らせいたします。静岡教会に吹く白南風は、ベトナム語によるミサが7月から行われます。
静岡県では2020年のデータで約13,000人のベトナム人が学び、働いています。カトリック信徒も多く、静清地区では草薙教会で第2日曜日の午後にベトナム語でミサを行っていました。平均100人、多い時で県内在留ベトナム人の1%にあたる130人から150人の信徒が草薙教会でのミサに与ります。このコロナ禍では密・密・密になりすぎる状況となり、このままではキャパシティ等いろいろな課題も生じてしまうということで草薙教会から静岡教会でミサが行えるか否か打診がありました。静岡教会の教会委員会でこの案件を諮り、承認を得て、その後ベトナム人信徒のリーダーの方々との打ち合わせを行った結果、7月の第2日曜日の午後3時から静岡教会でベトナム語のミサが始まります。
信徒の皆さまの中には、「なんで?WHY?」と驚かれる方もいるかもしれません。変化することに対して不安になり、戸惑う方や嫌がる方もいらっしゃるでしょう。しかし、私たちはこの2年間、「簡素化されたミサ」、「様々な教会活動の制約」からコロナ禍での信仰の在り方についてと大きな変化を既に体験しています。様々な変化に対する対応力は十分あるじゃないですか!これから起こる少しの変化にハラハラしている方、それはハラハラでなく、少し気持ちを変えるとドキドキ!ワクワクになります。教会が抱えるいろいろな問題も新しい風に背中を押され、その歩が少しずつ早まっていくかも!白南風にそんな期待を抱いています。
「誠実な友は、何ものにも代え難く、その素晴らしい値打ちは計り難い」(集会の書6の15)
わたしたちは、これから教会で同じ時間を共有するかけがえのない友達になります。互いにそれぞれが誰かの「誠実な友」になっていきましょう。
2022年6月
聖母マリアへの奉献
草薙教会委員長 嶋 光昭
主の平和。令和4年3月25日、教皇フランシスコは、ウクライナとロシアを汚れなき聖母の御心に奉献されました。
「神の母、わたしたちの母マリアよ、この苦難の時、あなたにより頼みます。母であるあなたは、わたしたちを愛し、わたしたちのことをご存じです。…わたしたちは平和の道を見失いました。…戦争によって地球の庭を荒廃させ、わたしたちが兄弟姉妹として生きることを望まれる御父のみ心を、罪によって傷つけてしまいました。わたしたちは、自分以外のすべての人や物事に無関心になってしまいました。そして、恥ずかしながらこう叫びます。『主よ、おゆるしください!』…神の母、わたしたちの母よ、あなたの汚れなきみ心に、わたしたち自身を、教会を、全人類を、とくにロシアとウクライナを厳かにゆだね、奉献いたします。わたしたちが信頼を込めて唱えるこの祈りを聞き入れてください。戦争を終わらせ、世界に平和をもたらしてください。…」(カトリック中央協議会ホームページ)
フランシスコ教皇様の血がにじむようなこの祈りの言葉は胸を打ちます。教皇様はロシアとウクライナだけではなく、全人類を聖母に奉献されました。この戦争は、ロシアだけの問題ではありません。全人類の問題です。戦争で亡くなられた人々はわたしたちの罪のために、わたしたちの代わりとなって犠牲になられたとも言えるのではないでしょうか。わたしたちは聖母のみ心をとおして主にゆだねられました。わたしたちを主と聖母の御心にふさわしいものとしてください。
聖ヨハネ・パウロ二世教皇が回勅『救い主の母』で触れられています、聖グレニョン・ド・モンフォールの『聖母マリアへのまことの信心』(愛心館刊)には聖母マリアへの自己奉献の霊妙な効能が熱く語られています。著者はマリアについてもっと知られなくてはならないと言います。「マリアが、世の人に知られ、マリアの支配が地上に来た後にこそ、はじめてキリストも、世の人に知られ、キリストの御国もこの世に来るのです。…キリストを地上に降誕させたのはマリアです。だから、キリストを世にかがやかすのも当然、この同じマリアでなければなりません。」(P28)「神は、へりくだるマリアを、ご自分の軍団の総指揮者、ご自分のタカラの管理者、恩寵の分配者、ご自分の大事業の現場監督、人類の改造者、人びとの仲介者、神の敵の粉砕者、ご自分の偉大さと勝利の同伴者となさいました。」(P41)「もしも人類のかしらイエス・キリストがマリアから生まれたのなら、このかしらのからだであるすべての救われる人も、当然の帰結として、マリアから生まれねばなりません。」(P44)「マリアこそ、イエス・キリストにいたるいちばん確実な、いちばん容易な、いちばん短い、いちばん完全な道だということがわかるでしょう。そして、完全にイエス・キリストのものになりきるために、自分のからだも、たましいも、残りくまなくマリアに捧げ尽くすでしょう。」(P72)
教皇様に心を合わせて祈ります。汚れなきおとめ、わたしのマリア様、わたしは、今日、そして永遠にわたし自身の奉献を新たにします。人々の霊魂の救いのために、わたしをご自由にお使いくださいますように。慢心に陥りやすいわたしを清めてください。無関心に流れやすいわたしを目覚めさせてください。東方正教会の兄弟姉妹を含め、すべての信仰者を一致させてください。世界に平和をお与えください。神に感謝。主に栄光。
2022年5月
「清水教会建設委員会より」
清水教会建設委員会 副委員長 村岡明代
2015年に持ち上がった清水教会施設建設について、諸事情によりだいぶ遅れていましたがやっと建設の目途が立ち、一度は解散した建設委員会もメンバーを一新して発足いたしました。近隣教会の皆様、特に草薙教会の皆様には大変なご迷惑とお世話をお掛けし心苦しい思いと共に、感謝の念でいっぱいです。まだ完成までかなりの時間を要すると思いますがどうぞよろしくお願いいたします。
先に記した通り、昨年12月に新建設委員会が教区から認定されたことにより、コロナ禍に配慮しつつ、昨年12月18日に教区建設委員会顧問の谷脇神父様をお迎えし、今後の進め方を教わりました。それに基づき今は「清水教会のビジョン」と「建設の理念」を策定しているところです。「清水教会ビジョン」はすでに2019年に作られていたため、建設委員会では「建設の理念」を中心に話し合い教区に提出し、現在は教区建設委員会と司教顧問会で検討していただいているところです。教区からの許可が下り次第次の段階に進むべく、拡大建設委員会を開催し(拡大~とは教区建設委員会メンバーと担当司祭である谷脇神父様が一緒に建設委員会に参加するものです)基本計画に入ります。
私たちの話し合いの中で出てきたことの一つに、隣接する保育園の園児達に教会を利用してもらい、神様のお話を聞いたり、神父様を身近に感じてもらう事は大切だということがありました。そこで建設委員会では、伊東教会のマルシャン神父様(パリ外国宣教会)をお招きし、「幼児の宗教教育に相応しい聖堂」についてお話を伺いました。マルシャン神父様は最初に、教会は何のために有るのかを考えましょうと述べられました。それは【イエス様の死と復活を記念し、賛美と感謝をささげるため】そして【イエス様の体になろうと意識する⇒共同体の一員である(ひとつの家族)】ということです。
聖堂を考える時には、聖週間の典礼を基にして飾りや祭具を考えるべきと神父様は仰います。まず聖木曜日は最後の晩餐を記念する日。イエス様が弟子たちと食卓を囲みパンとぶどう酒をささげて死と復活の記念を制定した日です。ここで重要な食卓は祭壇とつながります。祭壇は大きくある必要はなく皆で囲める小さなものが良いそうです。聖金曜日はご受難の日。私たちは十字架の礼拝を行います。その十字架は聖堂の壁に固定ではなく、普段は内陣に掲げられていても聖金曜日にはそれを降ろして礼拝できる移動可能にすることを勧めるとのこと。会衆が座る椅子や内陣の祭壇や朗読台は用途に応じて置き方を変えられる方が使い勝手が良い。ほかにも様々な細かい部分に触れ、大変参考になりました。
子供たちには聖堂に来て「美しい」や「ふしぎ」を見て欲しいし「心あるもの」を感じ取ってもらいたいとも。最後に、聖堂は個人的に祈るところではなく、共同体として祈るところです。日曜のミサが第一ですと仰り、これから聖堂を作るため、一つ一つの意味を考えながら皆で心を合わせていきましょうとお話を結ばれ、ユーモアを交えたお話の1時間半はあっという間に過ぎました。聖堂は聖週間の典礼を基に考えるというお話は私にはとても納得のいく点でした。
信徒の皆さんの中にはいつ頃できるのかと待ち遠しく思われている方も多々おられると聞いています。一日も早く完成を見たいという気持ちは同じです。皆さまのお祈りをお願いします。
2022年4月
「またあなたとともに」
司祭 和野信彦神父
全世界のカトリック教会はすでに「ローマ・ミサ典礼書第3版」を用いてミサを行っております。日本の教会は規範版第2版(ラテン語)の日本語版を1978年に発行し現在に至っています。しかし、これは規範版の全訳ではなかったので「暫定版」でした。そのため、2000年に全訳への改訂作業が決定しましたが、2002年にローマ・ミサ典礼書規範版第3版が発行されたため規範版第3版への改訂作業へと移行しました。
日本語版改訂作業を進めていく中で日本司教団は教皇庁の典礼秘跡省と意見交換や再提出などを重ねながら時間をかけてきました。そして、2021年5月典礼秘跡省は「ミサの式次第と第一~第四奉献文」、「ミサの結びの祝福と会衆のための祈り」、「水の祝福と灌水」の式文を公式に認証しました。ですが「公式祈願文」、「叙唱」、「入祭唱」、「拝領唱」などの改訂作業はこれから進められていくことになるので、現行のものを用いることとなります。また、歌唱ミサのための旋律もこれから発行されていくことになります。この「新しい式次第と奉献文」を用いてのミサは待降節第一主日(2022年11月27日)より開始されます。
さて、やっと全世界のカトリック教会と同じく規範版第3版でのミサを行うことができるようになるわけです。すべてが完成しているわけではありませんが、「新しい式次第」の変更点は中央協議会ウェブサイトからダウンロードできますし、秋頃には司祭用・会衆用が出版される予定だそうです。
これまでの式次第との変更点についてここで列挙することはいたしませんが、代表的なのは「(司祭)主は皆さんとともに」「(会衆)またあなたとともに」という表現でしょうか。規範版では「またあなたの霊とともに」と「霊」という言葉が入っています。これを入れるか入れないかで典礼秘跡省とのやりとりがあったと聞きました。まあ、神学的な論争はさておきミサの文言は何を指し示して発せられているのかということに重きを置いているのだとあらためて思います。所作もそうです、一つ一つの所作は意味があり目的があるということを教えられます。そうした文言と所作が儀礼としての調和を保って行われるとき、真の意味でのミサ聖祭が実現していくことになるのでしょう。
もちろん、新しい式次第の変更箇所については、「以前のものを用いてもよい」とある箇所もあります。新しい式文に違和感を覚える人も出てくるでしょう。でも、大切なことはローマ・ミサ典礼書規範版の文言(日本語版)に示されている意味をきちんと受け止めていくことです。好き嫌いではなく、カトリック教会のミサにおけることばは一致した信仰を表すものであることを第一にしなければなりません。今回、認証された式次第の文言を個人的に勝手に変更することは許されません。
そして、11月27日前に新しい式次第を行うことは教区長の特別許可が必要ですし、変更後に旧式次第を用いることも教区長の特別許可が必要となります。これからは新しい式次第の変更点についてともに学んでいく機会を地区として歩を合わせて設けていきたいと思います。
静岡市内5つのカトリック教会が
皆様のお越しをお待ちしております。
Welcome to Catholic Church in Shizuoka city (English)
Please visit our church. The door is opened at anytime. God loves us all equally. He is inviting everyone.If you want to know about Christianity, the Bible, prayer and mass, especially about the way of life. Please visit our church at anytime.
About our Church
There are 5 Catholic churches in Shizuoka city. They are Shizuoka and Chiyoda in Aoi ward, Yahata in Suruga ward, Shimizu and Kusanagi in Shimizu ward. Catholic Church in Shizuoka city is the community for joint mission of Christianity. Please visit churches nearby your house.
If you want to consult with a priest about catechism, Bible study, preparation to Sacraments, Baptism, First Communion, Confirmation and Marriage. Please contact with our church.
The Message from COMMUNITAS.
“COMMUNITAS” -Seishin district Migration Mobiles Association-
In recent years, we have seen an increase in the number of foreign-born Catholics as Japan allowed more foreigners to live and work in the country. They have become an integral part of the local Catholic community.
In Shizuoka, Communitas organizes an international mass and fiesta celebration every September to commemorate World Day of Migrants and Refugees. Both Japanese and foreign-born Catholics come together and celebrate cultural diversity united through our Catholic faith.
However, the COVID-19 outbreak has significantly affected our daily lives. Masses were temporarily suspended and social celebrations were cancelled. We had to adopt measures like wearing mask and social distancing to prevent the spread of the virus. Many people especially foreign residents, who were mostly engaged in contractual work, lost their jobs. Since they were engaged in minimum wage jobs, a lot of them do not have savings to rely on.
Communitas acted and organized a food donation drive. Through the generosity of our church community, Communitas was able to distribute food to foreign residents in need for two years. The beneficiaries greatly appreciated the help they received. Many tearfully recounted the struggles they experienced trying to navigate the bureaucracy to get help. A lot of them also suffered mental anguish over their ordeal. Things have improved lately. However, they continue to struggle financially especially the single parents. Returning to their home country is not an option because their home countries are also struggling economically due to the pandemic. Despite the challenges and the struggles, many foreign residents consider Japan as their home. They wish to contribute economically and socially and become integral members of the community.
In Pope Francis’ message for the 107th World Day of Migrants and Refugees 2021, he expressed an appeal “to journey together towards an ever wider “we” to all men and women, for the sake of renewing the human family, building together a future of justice and peace, and ensuring that no one is left behind.”
Let us continue to work together to achieve an even wider “we”.
Notice from "COMUNITAS"
a meeting of migrants in the Seishin area.
Public mass has been canceled in Shizuoka Prefecture. Sister Ana Maria provided information because there were many requests to convey information about Mass and Pastoral information in multiple languages.
INTERNATIONAL MISA in Facebook
◆ Spanish (APALA, a Spanish-speaking pastor under the Committee on Refugee and Migration)
Every Friday: Prayer and Believer Training Course pm 8:00, Sunday Mass.
Español: cada viernes oración 8pm, y cada Domingo Misa online
https://www.facebook.com/Apala-Jap%C3%B3n-102331995226909/?view_public_for=102331995226909
◆ Portuguese Hamamatsu Church Portuguese Community Page Every Saturday 7:30 pm
Portugues Cada 6a feira Terço, cada sábado Missa 7:30 pm
https://www.facebook.com/catolicahamamatsu/?ref=page_internal
◆ English-Tagalog Zoom Misa Halina't Magpasalamat
https://www.facebook.com/groups/1028338131327031
*Comunitas information for migrants.(Spanish. Portuguese. English. Tagalog)
5 Catholic Churches in Shizuoka city (Seishin Area)
Shizuoka Catholic Church (St. Dominic)
Address; 1-5 Jounai-cho Aoi ward, Shizuoka city 〒420-0854
Public Transportations; JR Shizuoka-Station 15 minutes walk from North exit.
Shizutetsu Line’s Shinshizuoka-Station 10 minutes walk from Senova exit.
Japanese mass Sunday 10:30
English mass 3rd Sunday 13:00
Vietnamese mass 2nd Sunday 15:00
Chiyoda Catholic Church (St. John Baptist)
Address; 1-18-14 Higashichiyoda Aoi ward, Shizuoka city 〒420-0801 ☎054-261-7754
Public Transportations; Shizutetsu-Bus Senashinden-Line, from Agetsuchi-dannchimae stop, 5 minutes walk.Shizutetsu Line’s Furusho-Station 20 minutes walk
Japanese mass Sunday 9:00
Litugy of the word 2nd Sunday 9:00
Yahata Catholic Church (St. Maria Mother of God)
Address; 4-10-14 Yahata Suruga ward, Shizuoka city 〒422-8076 ☎054-282-5629
Public Transportations; JR Shizuoka-Station 15 minutes walk from South exit.
Japanese mass Sunday 9:00
Japanese mass Thursday 10:00
Japanese mass 1st Friday 10:00
Shimizu Catholic Church (Holy Mother of Boulogne)
At present, Mass of Shimizu is held at Kusanagi church.
Japanese mass Sunday 11:00
Portuguese mass 1st Sunday 14:00
Kusanagi Catholic Church (St. Paul)
Address; 2-5-12 Nakanogo Shimizu ward, Shizuoka city 〒424-0888 ☎054-345-4792
Public Transportations; JR Kusanagi-Station 8 minutes walk from South exit.
Shizutetsu Line’s Kusanagi-Station 5 minutes walk.
Japanese mass Sunday 8:30
2023年度 静清地区信徒養成講座のご案内
✚主の平和
静清地区共同宣教司牧委員会では、将来教会における信徒指導者育成のために、養成講座を開講しています。昨年度はコロナ禍のため「祈りのヘルパー養成講座」のみ開催いたしましたが、本年度は予定していた下記の2講座を開設し、各小教区で信徒の指導者として宣教司牧の使命を担ってくださる方を養成したいと考えております。各教会で担当する意欲を持っておられる方を、主任神父様よりご推薦いただければ幸いです。なお、参加費については各小教区の状況に応じて、補助してくださいますようご配慮ください。
静清地区共同宣教司牧委員会
1. 本年度開設する講座
①「祈りのヘルパー養成講座(第2ステージ)」
講師:植栗 彌神父(イエズス会司祭) 古塩英輔氏(茅ヶ崎教会信徒)
期間:2023年5月13日(土)~2023年12月2 日(土) 毎月1回 土曜日10:00~16:00 全7回
会場:千代田教会(静岡市葵区東千代田1-18-14)及び草薙教会(静岡市清水区中之郷2-5-12)
運営:静清地区自ら祈る力を育てる部門 (担当司祭)和野信彦神父
申込担当者:大瀧益世 〒424-0809 静岡市清水区天神1-6-10 ☏&FAX 054-366-1709
②「入門講座担当者養成コース」
講師:石﨑惠子氏(小田原教会) 村岡マリ氏(溝ノ口教会) 内山美穂氏(浜松-鷺の宮教会)
期間:2023年5月13日(土)~2024年2月10日(土) 毎月1回 土曜日10:00~16:00 全10回
会場:草薙教会(静岡市清水区中之郷2-5-12 ℡054-345-4792)
運営:静清地区信仰を伝える力を育てる部門 (担当司祭)髙橋愼一神父
申込担当者:福塚敏彦 〒424-0882 静岡市清水区楠新田204-2 ☏&FAX 054-345-3307
2. 参加対象 各教会所属信徒の方で、この講座で学んだ経験を生かし、将来宣教司牧のために働く意 欲のある方、なお、①「祈りのヘルパー養成講座(第2ステージ)」については、2022年度本講座を受講した方を基本として募集します。申し込みに際して所属教会の主任司祭の推薦(署名)を必要とします。
3. 募集人数 各講座20名以内 但し、「祈りのヘルパー養成講座」は15名程度。
4. 参加費 ①「祈りのヘルパー養成講座」 6,000円 *運営に当たるスタッフ信徒も受講します。
②「入門講座担当者養成コース」 8,000円 *全過程修了者には修了証を発行いたします。
*小教区の補助をお願いします。
5. 申し込み
別紙、各講座募集要項/申し込み書に添付された参加申込書に必要事項を記入し、所属教会の主任司祭の署名をもって承諾をいただいた上で、4月2日(日)までに募集要項に記載の各教会担当者にお申し込みください。参加費については、開講日初日にご提出ください。
梅村司教様公式訪問で合同堅信式と地区懇談会 11月6日(日)静岡教会
梅村司教様による塗油
受堅者による奉納
代表者から花束贈呈
5日(土)司教様を迎えて地区懇談会
第3回静清地区共同宣教司牧委員会議事録
2023年2月19日 静岡教会信徒会館
2022年度第3回静清地区共同宣教司牧委員会議事録
1.日 時 2023年2月19日(日)14:00~16:00
2.場 所 静岡教会 信徒ホール
3.出席者 19名
4.議 題
(0)出席者確認
・名簿の変更があれば委員長・栩木陽子さん(千代田教会)に連絡。
・草薙教会委員長変更 嶋光昭さん→渡辺伸也さん
・ホームページ担当・福塚敏彦さんメールアドレス(小教区の担当者名簿が正しいもの)
・信仰を伝える力を育てる部門・静岡教会(担当者・ホームページ担当)
宇佐美勇子さん→菊地潔さん
・信仰を伝える力を育てる部門・千代田教会(担当者)
滝浪陽子さん→石上博美さん
・神の愛を証しする力を育てる部門・静岡教会(担当者)
榎戸和子さん→退任。現在後任者を選定中。
・神の愛を証しする力を育てる部門・千代田教会(担当者)
山田哲江さん→退任。代わりにお手伝いくださる方は決定済み。
(1)2022年度各部門及び活動グループの活動結果
(第2回委員会未報告部分)と会計報告
2023年度活動予定と予算申請
ア.会計報告
・各部門、グループから返金済み。予算申請承諾後、各部門に2023年度予算配付。
・教区分担金(月定献金とミサ献金の合計金額の3%)は各教会委員長に連絡済み。各小教区でそれぞれの会計他院当社に連絡し、3月末日までに銀行口座に振込予定。
イ.各部門、活動グループ報告
(ア)祈る力を育てる部門(草薙教会・大瀧益世さん)
・第40回横浜教区典礼研修会参加(オンライン)
→4/29(金・祝)静岡教会にて各小教区より計25名。動画視聴、分かち合いの後、横浜教区典礼委員・岡野充良師による質疑応答。
・新しいミサの式次第
→9月に配信された模擬ミサ動画、解説動画を参考に準備。典礼文で複数の選択肢がある部分は、5教会共通の文言に統一。
・祈りのヘルパー養成講座
→全7回。静岡教会および草薙教会で実施。各小教区より計15名。
講師:植栗彌師(イエズス会)、古塩英輔氏(茅ヶ崎教会信徒)。
レクチオ・ディヴィナを中心に、祈りと生活の統合を目指す。
講座修了後、各小教区でレクチオ・ディヴィナ開始。講座継続の声が上がる。
・静清地区共同祈願(清水教会のための祈り)
→清水教会聖堂が使用できない現状に鑑み2021年より継続。各小教区持ち回りで祈りを作成。
(イ)信仰を伝える力を育てる部門(清水教会・寺尾いづみさん)
・コロナ禍により入門講座担当者養成コースは実施できず。
・1/14(土)に部門会議実施。2023年度活動計画決定。
(ウ)教会学校連合リーダー会(千代田教会・鈴木直子さん)
・7回ミーティング実施(イベントの準備、反省など)。
・8/1(月)地区合同サマーイベント(靜岡聖光学院)。小中高生17名、スタッフ15名。
・1/28(土)地区合同冬のイベント(静岡サレジオ小学校)。紙芝居、祈り、凧揚げ作り、凧揚げ大会など。以前購入したもののコロナ禍で使えなかった教材を利用したため、支出を抑えられた。
(エ)ホームページ担当(草薙教会・福塚敏彦さん)
・以前使用していたプロバイダ契約(5年間)が終了するにあたり、Googleサイトを利用し、自分たちの手でホームページ作成。
・講師に数回指導を受け、そのぶんの交通費はかかったものの、2022年10月より新ホームページを開始。これにより年間1,500円と支出をかなり抑えられた。
(オ)神の愛を証しする力を育てる部門(清水教会・加藤千恵子さん)
・5/28(土)担当者会議(静岡教会)。和野和彦師による講演。
・7/10(日)船員の日。5教会で「船員のための祈り」を共同祈願で唱える。
・7/18(月)海の日。船員司牧 ステラマリス全国研修会に代表(清水教会・加藤千恵子さん)が参加。
・10/12(水)担当者会議(静岡教会)。2023年度活動計画等。
・12/30(金)清水港で船員にプレゼントを届ける(昨年度用意、保管してあったもの)。
2隻で船員40名。清水教会・磯部浩彦さん実施。
・1/18(水)担当者会議(静岡教会)。2023年度予算案、講演会の詳細検討、準備計画。
(カ)コムニタス(静岡教会・千原美樹さん)
・コロナ禍で生活苦にある外国人のためのお米配付を継続。
・ベトナム人コミュニティとの連携拡大を計画、準備。
ウ.各部門、活動グループ活動予定および予算申請
(ア)祈る力を育てる部門(草薙教会・大瀧益世さん)
・祈りのヘルパー養成講座第2ステージ
→2022年度祈りのヘルパー養成講座参加者対象。よりスキルアップを目指す。
小教区内レクチオ・ディヴィナ開催はもとより地区の他活動との連携も目標。
・2022年度同様、典礼委員とスケジュール会議開催予定。
・祈りのヘルパー養成講座第2ステージ開講にあたり、受講料徴収も行うが、講師交通費等の支出が大きく、2023年度は100,000円申請。
(イ)信仰を伝える力を育てる部門(清水教会・寺尾いづみさん)
・入門講座担当者養成コース(全10回)開講予定。4/2(日)申込締切。
・入門講座担当者養成コース開講にあたり、参加費徴収も行うが、講師交通費等の支出が大きく、2023年度は180,000円申請。
(ウ)教会学校連合リーダー会(千代田教会・鈴木直子さん)
・サマーキャンプ、遠足は中止。(行動制限緩和の動きがあるも慎重を期す。)
・サマーキャンプに代わる行事として2022年度同様、夏と冬に一日行事実施予定。
・2022年度冬のイベントは、以前購入していたものを利用したため、保険料が主な支出だったが、2023年度は教材を購入する可能性もあるため、2023年度は年間で50,000円申請。
(エ)ホームページ担当(草薙教会・福塚敏彦さん)
・2022年10月より移行したGoogleサイト使用料として、2023年度は年間1,500円を申請。
(オ)神の愛を証しする力を育てる部門(清水教会・加藤千恵子さん)
・講演会「日本の入管制度の問題点と難民支援」(漆原比呂志氏=横浜教区信徒)
→5/27(土)13:00~15:00(草薙教会)。
・講演会「東北大震災支援活動を続けて来て」(岡村勝=浜松教会)
→10/21(土)13:00~15:00(草薙教会)
・7/9(日)船員の日。5教会で「ステラマリスの祈り」を共同祈願で唱える。
・講演会ポスター、チラシは経費節約のため業者に依頼せずカラーコピー等を駆使して作成するが、講演会の講師交通費、謝礼等が必要なため2023年度は年間で81,820円申請。
・退任者2名の後継者のお手伝いをお願いしたい。(当座は漆原氏講演会に向け、4月と5月に各1回と当日。)
→千代田教会・栩木陽子さん、静岡教会・千原美樹さん、静岡教会・菊地潔さんが可能な範囲で行う。
(カ)コムニタス(静岡教会・千原美樹さん)
・ベトナム人コミュニティとの連携拡大のためにもインターナショナル・フェスタ開催予定。(9/24(日)が難民移住移動者の日。)
→9/24(日)9:00受付、10:00多言語(日英仏葡等)ミサ(ベトナム語も入れたい。静岡サレジオ学園マリアンホール。)、その後12:00ごろまでイベント(飲食なし)。
・上記イベントに合わせて、各小教区からも協力を募る。
→1枚1,000円のお米券(裏面に趣旨を記載)を作成し、8月下旬から9月半ばに購入していただく。
・現在はお米も底をついているので、9月までは県福祉会館内ふじのくにフードバンクに登録し、そこからの食料を配付予定。
・2022年度は残金も多いが、2023年度はインターナショナル・フェスタ開催予定のため、年間50,000円を申請。
(2)各小教区等近況報告、提案、意見交換
ア.各小教区
(ア)静岡教会(委員長・菊地潔さん)
・3/13(月)以降のマスクについて、現時点では四旬節が終わるまでは継続予定。
(イ)千代田教会(委員長・坂本秀一さん)
・2/19(日)信徒総会開催。静清地区の今後を考える会も正式に教会委員会に入る。
・マスクについては特に決定していないが、一般の学校では4/1(土)以降はマスク推奨とし、強制しない様子。
(ウ)八幡教会(委員長・利倉秀雄さん)
・2/12(日)信徒総会で、婦人会と壮年会を分けるのは時代にそぐわないのではと意見。今後統合するかなどを次回常任委員会で諮る予定。
・マスクは当面継続予定。
(エ)草薙教会(委員長・渡辺伸也さん)
・2/5(日)信徒総会開催。どの小教区にも共通した悩みだが、信徒の高齢化が進む。
(オ)清水教会(委員長・村岡明代さん)
・いつもの共同祈願に感謝している。個人的には聖堂建設も軌道に乗ってきたので、
もしも他に大きなことがあれば、清水教会のための祈りではなく、そちらのお祈りを
行う時期に来ているのではないかとも考える。
・10月に拡大建設委員会を実施し、3/11(土)の会議では設計士の選定に入る。
・教区からの借入も含め1億2,000万円で建設予定。現時点では60坪で考えている
が、資材等の価格高騰もあり、心配。
・現聖堂移築に関しては、あくまで静岡市は仲介するのみ。NPO法人を立ち上げて活動する人もいるようだが、寄付金依頼の話が来ても清水教会とは無関係。
・1月までは聖堂入口にミサ参加者名簿を置いていたが、現在は廃止。マスクは復活祭までは現状維持し、その後は社会情勢に合わせる。ただ着用自由としても多くの信徒は着用してくると思われる。
イ.修道会・司祭
(ア)天使の聖母宣教修道女会(Sr.深堀美智子)
・日本語を覚えるため、外国からのシスターたちも学校へ通う。そのこともあり、最
低10年は日本にいてほしいと司教様からも言われる。
・介護を受けるシスターも2人いて、デイサービスに通う。
・修道院の朝ミサに再び信徒も来られるようになってほしい。
(イ)静清地区司祭(高橋慎一神父様)
・清水教会は現在、草薙教会に来て活動している。そのこともあり、建設に特化して
活動でき、効率的と言える。
(ウ)静清地区共同宣教司牧推進担当司祭(和野信彦神父様)
・今年に入り葬儀が増える。教会の収入は増えるが、その後どこへ向かっていくのか、
本腰を入れて考えるべき時に来ている。
(3)静清地区の今後を考える会より
ア.将来ビジョン「静清地区をひとつの共同体に~新たな出会いと交わりを求めて~」
・5教会でまとまることで活動の活性化などが可能ではないか。(各小教区は高齢化などで1人ひとりの負担増。)
イ.小教区再編
・将来的に静清地区で2~3教会に集約されることも考え得るが、地区の広さ等を考
慮しても大きな不都合はないのではないか。
ウ.静清地区でひとつの共同体と感じることのできる体制の整備
(ア)静清地区として取り組むべき委員会
・現状のままで各教会から「静清地区全体の典礼委員会」を選出すると、各小教区との兼務になってしまい、負担が増える。しかし2~3年の間に地区財務委員会などを作り、共有する必要があるのでは。
エ.静清地区でひとつの共同体と感じることのできる活動の実施
・1教会では難しい活動(青年会や教会学校を地区で行うなど。)
・合同行事(大きなミサやイベントを合同で行うなど。)
・他教会のミサへの積極的な参加(開始時刻の検討も含む。)
オ.静清地区としての新たな出会いと交わり
・地域住民を招いた交流会、SNS発信、ダルク等との交流会など。
・学校関係者との意見交換会。
・さまざまなことが考えられるが、6月には第1期としてのとりまとめ。
カ.共同宣教司牧委員会参加者の意見
・地区全体で行事等を行うのはバランスの取れた考え方。小教区内の信徒同士の助け合いだけでは補いきれない現実がある。(高橋慎一神父様)
・とてもよい案だが、段階を踏んだ準備が必要。まずか他教会のミサに積極的に参加して交流するなど、信徒同士の交わりから。(Sr.深堀美智子)
・特に冠婚葬祭は各教会にこだわらず、人材を行き来させたり場所を提供したりできるのでは。現在いる他教会からの助っ人オルガニストの延長。(和野信彦神父様)
・将来的に2~3教会に集約した場合、統合された教会の跡地は?(静岡教会・大木弘之さん)
・いずれ答申を提示する。そこから共同宣教司牧委員会が中心となり、地区のビジョンをつくっていく。
(4)巻頭言のローテーションについて
・広報担当者で2019~2025年の担当を決定済み。
・カトリック校の代表者にもメッセージをいただけたら。(カトリック校に通った経験が受洗のきっかけになることも多い。)
→各校の宗教教育担当者にも共同宣教司牧委員会に参加してもらうのは難しくとも、巻頭言など原稿は書いてもらえるかも。(福塚さんから立案?)
(4.5)講座募集
・祈りのヘルパー養成講座第2ステージ(受講料6,000円)
入門講座担当者養成コース(参加費8,000円)
→2/19(日)~4/2(日)で募集。各教会4名まで集まらなければ、近隣地区にも呼びかけ。
(5)第13回横浜教区懇談会について
・静清地区より信徒2名、司祭または修道者1名(評議員は別枠)。
→信徒2名=静岡教会・大木弘之さん、もう1名は検討中。
司祭または修道者1名=和野信彦神父様
(6)次回の役員会と委員会
・役員会 5月17日(水)19:00(オンライン)
・委員会 5月21日(日)14:00(静岡教会 信徒ホール) 以上
カトリック教会からのお知らせ
2023.03.01 天使の聖母宣教修道女会の井上優子シスターのメッセージを掲載しました。
2023.02.01 千代田教会の坂本秀一さんのメッセージを掲載しました。
2023.01.01 髙橋愼一神父様のメッセージを掲載しました。
2022. 12.01 今月のメッセージ、信仰を伝える部門寺尾いづみさんのメッセージを掲載しました。
2022. 11.06 静清地区合同堅信式と梅村司教様との地区懇談会の記録を掲載しました。
2022. 11.01 英文案内、第2回共同宣教司牧委員会議事録を掲載しました。
2022. 11.01 今月のメッセージ11月号、八幡教会の近松優実さんのメッセージを掲載しました。
2022. 10.01 静岡市内5教会公式ホームページが新しくなりました。ぜひ多くの方にご紹介ください。
ご質問ご相談などがありましたら、
静清地区5教会に直接お問い合わせください。