静清地区共同宣教司牧委員会とは
地区レベルでの共同宣教司牧を推進することを目的とした、静岡市内5つのカトリック教会(カトリック静岡教会、カトリック千代田教会、カトリック八幡教会、カトリック清水教会、カトリック草薙教会)が加盟している委員会。今年で、立ち上げ25年になります。
共同宣教司牧とは
私たちが所属する横浜教区(神奈川、静岡、長野、山梨の4県)には、83のカトリック教会(小教区)があり、静岡県にはその4分の1、18の小教区があります。
静岡県は地域別に4つの地区に分けられ、その中の5つの教会(静岡、八幡、千代田、清水、草薙)のある地区を静清地区と呼び、これを一つの共同体と考えて、教会の役割を果たすのが共同宣教司牧です。
チームでの宣教・司牧活動
かつては1小教区に一人の主任司祭が任命されていました。
そこでは一人の司祭が教会活動のほとんどの決定をおこなっていました。
共同宣教司牧では、複数の司祭がチームを作り、教会の活動をチームとしての「司祭の立場」から指導します。そのため、司祭たちは個人プレーではなく、チームとして共同体に関わることになります。
こうして司祭個人での指導の物理的および能力的限界を補うことができるのです。
以前と比べて司祭数が減少している影響は教区全体に及んでいますが、その中にあって、静清地区は比較的恵まれている方でしょう。毎週の主日は必ずミサがあります。
しかし、地区によっては、主日に共同体が集まったとき、司祭が不在のため、1~2カ月に1回、ミサではなく「集会祭儀」を行う教会もあります。「秘跡にあずかる」ことを第一に考えるなら、他の教会に足を運んでミサに参加すればよいのですが、「共同体として主日に集まる」ことに意味があると理解するなら、「司祭不在の主日の集会祭儀」をおこなうことになります。また、実際に他の教会まで足を運ぶは困難な、高齢の方々もおられます。
ですから、地区がひとつの大きな共同体として共同司牧を行い、小教区同士が協力し合って活動することが必要となってきます。
「静清地区の5つの共同体は一つ」という意識を持つのはなかなか難しいのですが、静清地区では、5つの教会の子供たちが合同で行う夏季キャンプや遠足の計画を立てるなど、子供たちが自分の教会の垣根を越えて一つになれる機会等を設け、静清地区は大きなひとつの共同体、一つの家族」という意識が芽生えていけるような取り組みをしています。
2024年 静清地区冬のイベント
子どもたちのクリスマス
2024年 静清地区教会学校
冬のイベント クリスマス会
静清地区教会学校連合リーダー会 代表 鈴木直子
2024年12月14日静清地区冬のイベント、クリスマス会が行われました。
静岡市八幡の「天使の聖母宣教修道女会」の施設「友の会」「聖堂」「庭」をお借りしてクリスマス会を行いました。当日、体調不良の子供たちが数人出ましたが、幼児から中学生まで25名が参加しました。大人は保護者やリーダー、フィー神父様、岡村神父様、シスター方を加え、50名近くなりました。
今年は、聖劇を子供たちとやってみたいとリーダーたちと夏の終わりから検討してきました。普段、顔を合わせて練習などできない中、何ができるのか?どうしたらできるのか?リーダーたちは考えました。そこに、一人のリーダーから聖書の4つの場面「お告げ」、「泊るところを探すヨゼフとマリア」、「羊飼いが輝く星を見つける」、「全員で諸人こぞりとを歌う」を簡単なセリフとナレーションの入った台本の提供がありました。
リーダー会で、その場でナレーションとセリフを参加者の大きい子にやってもらい、ほかの参加者には簡単な衣装を着けて動くだけでもやってみようと計画しました。
リーダーたちはそれぞれ子供たちが上に着る物、手に持つ物、頭にかぶる物、巻く物など、家の中から各々が大きな風呂敷、シーツ、布団カバー、小さな風呂敷など持ち寄ることにしました。
そんな中、今年は聖劇をやらないから衣装を貸しますと岡部の教会で大人の衣装をお借りしました。それらを13日の前日の金曜日の午後持ち寄り、会場準備と出演者の衣装を一人分ずつ揃えていきました。体格を想像しながら布を切ったり、頭に巻いたり、お面を作ったりと手分けして準備しました。
当日は、フィー神父様の祈りからスタートしました。最初に大人も子供も全員でゲームに参加、それぞれが知り合いになりました。その後、ミサで奉納するローソクのカップを装飾し、その後はお待ちかねの聖劇を行うことになりました。
最初に、絵本「くりすます」を読み聞かせ、クリスマスの各場面を子供たちにイメージしてもらいました。
配役もその場で発表し、各リーダーが場面ごとに配役を集めて打ち合わせを行いました。そして、リーダーたちが用意した衣装を身に着け、「お告げ」の場面からスタートしました。子供たちは、それぞれの場面をしっかりと見せていきました。最初は照れていた子供たちも役割をしっかりと果たしてくれました。最後に小さな子供の羊たちと一緒に「諸人こぞりて」を歌い聖劇の幕を閉じました。
お昼は、修道院のお庭に大きなブルーシートをひき、輪になってお弁当を食べました。前日までの冷たい風は止み、穏やかな日差しの中で過ごせました。お昼の後は、自由時間修道院の庭を駆け回ったり、日向ぼっこしながらおしゃべりしたりと自由に過ごしました。
最後に聖堂で感謝のミサを皆でささげました。千代田教会の幼子をお借りして祭壇の前に置き、皆でローソクを奉納しました。ミサの後、お土産にお菓子のプレゼントをリーダーたちからもらい、奉納した自分のローソクを持ち解散しました。
会場を提供してくださった天使の聖母宣教修道女会と一緒に準備から片づけまで一緒に活動していただいたシスター方に感謝です。
作ったローソクをミサで捧げました
皆でご降誕の劇作り
修道院中庭での昼食
静清地区合同堅信式
2024年11月10日(日)静岡サレジオ・マリアンホールにて
従来、小教区単独や複数の教会で開催してきた堅信式でしたが、初めて市内5教会合同の堅信式が開催されました。
静清地区の教会委員長を中心に実行委員会が編成され、地区在住の司祭全員で司教様と共に司式するのも初めての試みでした。 祈る力を育てる部門が中心となり、横浜司教館事務局と相談しながら、準備は一年前から進められました。
同時に並行して信仰を伝える部門が、堅信希望者の募集から準備勉強会の企画、中高生リーダー会との連携、外国籍信徒のための各国語勉強会の準備など、綿密な準備をすすめました。
11月10日(日)は5教会共に主日のミサはなく、堅信式を地区全体で祝おうと、会場の静岡サレジオ・マリアンホールに集まりました。サレジオの教職員の協力も忘れられません。
静岡市内在住の外国籍信徒の中には、日本生まれの中高生はじめ、日本語が不十分な方もおり、ミサも英語・ポルトガル語・ベトナム語の式文を外国籍信徒支援団体のコムニタスにより準備。
10時からのミサのために、朝早くから会場準備、ミサ後の祝賀会の準備など、300人以上の食事・飲み物を神の愛を証しする部門やコムニタスの協力で用意することができました。
学園のカフェテリアで行われた祝賀会では、梅村司教様から受堅者へ堅信証明書と記念品が渡されました。参列したすべての司祭・修道者・信徒たちが祝福し、喜びを共にしました。
カトリック関係リンク先
横浜司教区の公式サイト
神奈川県横浜市に司教座を置くカトリック教会の宗教法人
日本カトリック司教協議会
カトリックについての豊富な情報を常に提供
全国のカトリック教会へのリンクを持つ
静岡雙葉学園の公式サイト
静岡市葵区に立地する学校法人
中高一貫のカトリック女子教育を行う
静岡聖光学院の公式サイト
静岡市駿河区小鹿にある
カトリック男子中学・高等学校(中高一貫)
静岡サレジオ幼・小・中・高の公式サイト
静岡市清水区にあるカトリック・ミッションスクール
静岡聖母幼稚園の公式サイト
静岡市葵区にあるカトリック幼稚園
(認定こども園)静岡教会に隣接
蒲原聖母幼稚園の公式サイト
静岡市清水区蒲原にあるカトリック幼稚園
八幡聖母幼稚園の公式サイト
静岡市駿河区にあるカトリック幼稚園、八幡教会に隣接
清水聖母保育園の公式サイト
静岡市清水区にあるカトリック保育園、清水教会に隣接
聖ヨゼフの園の公式サイト
静岡市駿河区八幡に設立されたカトリックの老人福祉施設